探偵・興信所の浮気調査では、どんな証拠をとってきてくれるの?
離婚や慰謝料の請求を考えている人にとっては、いくら探偵社や興信所に頼んだとしても、言い逃れをされてしまう証拠や法的に効力のない証拠をもらっても意味がないですよね。
基本的に、浮気の証拠集めは弁護士の仕事ではなく、探偵社や興信所の役割となりますが、一体どんな証拠をとってきてくれるのでしょうか?
探偵・興信所が入手するのはどんな証拠?
ラブホテルに入る現場写真・動画などの決定的な証拠
探偵や調査員が入手する証拠は決定的な浮気の証拠です。
決定的な証拠というのは、たとえば、ラブホテルに入っていく対象者と浮気相手の現場写真や動画が挙げられます。ラブホテルの出入りがわかる写真や動画は、浮気を立証する証拠となります。
また、ラブホテルを使わずシティホテルや相手の家の出入りの写真や動画も浮気の証拠となりえますが、「仕事の相談をうけていた」などといった言い逃れをされてしまう可能性も少なからずあります。
そのため、シティホテルや相手の家の出入りの場合は行った回数や滞在時間がわかるような写真や動画を撮影することになります。
そして、探偵や調査員は、尾行や張り込み、聞き込みを駆使しながら、その浮気の決定的な証拠を入手するのです。
対象者(夫)の行動記録
探偵からもらえるのは浮気の決定的な証拠だけでなく、対象者の行動記録も写真や文章として提出されます。
たとえば、何時何分に誰とどのような場所に滞在していて、どんなことをしていたことが記録として残されます。
浮気調査の場合ですと、浮気相手とどのような場所に行って、どんなデートしていたか、どのくらいの時間滞在していたか、といった情報が事細かにわかるのです。
浮気相手の素性
依頼者側からしたら、浮気相手がどんな人物か気になりますし、仮に浮気相手に慰謝料を請求するのであれば、浮気相手の素性を知る必要があります。
浮気調査で浮気相手が判明した場合は、相手の名前、住所、勤務先、家族構成などもわかります(調査内容や状況にもよりますが)。
ただ、もし浮気相手が既婚者であった場合、浮気相手の配偶者から見れば、こちら側の配偶者が浮気相手となりますので、逆に慰謝料の請求をされるかもしれませんので、注意が必要でしょう。
確実な証拠をとるのが探偵のお仕事!
ここまで見てわかるように、探偵・興信所の仕事は、浮気の事実関係を明らかにして、もし浮気が判明した場合は確実な証拠をとることです。
よく携帯電話に残されたメール、写真、ホテルのポイントカード、領収書などは浮気の証拠として考えてしまいがちですが、それらの証拠は浮気の証拠としては認められないこともあり、離婚や慰謝料の請求を考えているのであれば、もっと決定的な証拠が必要となります。
そして、探偵社や興信所の浮気調査では、そういった状況証拠ではなく、離婚、慰謝料の請求にも使える、浮気の決定的な証拠を入手するのが大きなミッションとなります。
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