離婚しない場合でも探偵に浮気調査を依頼すべき?しないべき?
離婚をする場合であれば、離婚の話を有利に進めるために、探偵に浮気調査を依頼する人も少なくないでしょう。
その一方で、子供がまだ成人になっていなかったり、自分の経済力、将来のことを考えて、離婚できない、もしくは離婚しない場合、浮気調査すべきか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで本ページでは、離婚しない場合でも探偵に浮気調査すべきか、それとも浮気調査しないべきか、ということを考えていきたいと思います。
目次
離婚しない場合、浮気調査を行うのは無意味ではない!
まず始めに結論を先に言うと、離婚をしない場合に浮気調査を行うのは、無意味なことではありません。
確かに、浮気調査の目的が「確実に離婚をするため」「離婚の話を円滑に進めるため」であれば、離婚しない人にとって浮気調査は無意味なものになります。
しかし、浮気調査の目的(浮気調査で得られた証拠の使い道)は、何も「離婚のため」だけではなく、浮気調査の目的は人それぞれ。
続いて、離婚以外の目的で浮気調査の結果をどう生かすのかを見ていきましょう。
離婚しない場合に考えられる浮気調査の目的
「浮気相手へ慰謝料請求するため」に浮気調査を行う
今は離婚ができる状態ではないけれども、かといって浮気を見過ごすのも我慢ならないし、浮気相手に反省してほしい、といった思いのある方もおられるかと思います。
その場合に考えられる浮気調査の目的としては、「浮気相手へ慰謝料を請求する」ということが考えられます。
浮気調査で証拠を得ておけば、浮気相手への慰謝料請求がスムーズに進みますし、慰謝料の請求が成立すれば、浮気相手が反省するための対価として慰謝料を得られることに加えて、今後、夫が浮気してしまうのを未然に防ぐための抑止力になる可能性もあります。。
逆に言えば、証拠がなければ、浮気相手に慰謝料を請求はすることが難しくなりますし、証拠がない状態で夫を問いただそうとしたとしても、言い逃れされるかもしれませんし、最悪の場合、証拠がないことをいいことに浮気が暴走する可能性もあります。
「将来、離婚する時のため」に浮気調査を行う
浮気調査で得られた証拠は、今すぐ使う必要はありません。
というのも、慰謝料を請求する場合、浮気の証拠の有効期限は3年と言われており、もし浮気相手の名前や住所がわからない場合は、慰謝料請求権の時効としてカウントされないため、有効期限が延びる可能性があります。
→浮気の証拠の時効について、詳しくはこちらの記事をご参考ください。
そのため、今すぐに離婚できない場合は、将来、離婚する時に話を有利に進めるために浮気の証拠を掴んでおくだけでも浮気調査を行う価値があるといえるでしょう。
人によっては、浮気を見過ごしてるフリをして、裏で浮気調査を行って証拠だけ持っておき、いざとなった時に証拠を使う人もいるようです。
この考え方に関しては、「浮気されたことを利用してる」「何だか汚い、せこい・・・」という印象を受ける方もおられるかもしれませんが、自分の今後の人生を見据えた合理的な選択だと考えます。
「夫婦関係を修復するため」に浮気調査を行う
離婚は考えていない、慰謝料の請求も考えていないけれども、「少なくとも夫の浮気は止めたい・・・」「以前の夫婦関係に戻りたい・・・」という方もおられるでしょう。
そのような人に考えられる浮気調査の目的というのが「夫婦関係を修復」です。
実は、ある探偵社では浮気調査を依頼した人のうち、8割の人が離婚ではなく、夫婦関係の修復を選んでいるというデータがあります。
このデータから、夫に浮気を続けさせて夫婦関係が崩れるよりも、多少高いお金を払ってでも、浮気の証拠を掴んで夫婦関係を修復する方がメリットがあると考えるも少なくないということが推察されます。
加えて、浮気調査というのは、夫の目を覚まさせて暴走する浮気を抑止力にもなるとも考えられます。
「お金を払ってでも、あの頃に戻るために浮気調査を行うか」「節約のために浮気調査を行わず、浮気の暴走を見過ごすか」どちらを選択するのかは人それぞれでしょう。
【総括】離婚しない場合でも浮気調査を行う価値はある!
ここまで、離婚しない場合の浮気調査の目的について見てきましたが、いかがだったでしょうか。
浮気調査は「離婚をするため」だけに行うものではないと同時に、離婚しない場合は浮気調査を行う意味がないわけでもありません。
浮気相手へ慰謝料請求するため、将来の保険のため、夫婦関係を修復するためでも、浮気調査を行う価値はあり、むしろ浮気調査を依頼する人は離婚を選択しない人の方が多いと言われるぐらいです。
そして、本ページの本題である「離婚しない場合でも探偵に浮気調査を依頼すべき?しないべき?」に対する答えとしては「浮気調査の目的が離婚以外であれば、依頼する価値はある」になります。
浮気調査の目的というのは何も離婚が全てではなく、幅広い視野で見ると様々な目的が考えられるのです。
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