探偵は本当に秘密厳守?【浮気調査の噂が立たないか心配な方へ】
探偵社に浮気調査の依頼する時、調査内容などが漏れないか心配になりますよね。
特に浮気調査となると、探偵社や興信所の依頼の中でもプライバシーに関わるものも多いので、調査していることが近所や身の回りの人に知られないか心配になるのは当然のことでしょう。
果たして、浮気調査において、探偵は本当に秘密厳守なのでしょうか・・・
探偵は秘密を厳守してくれる!
まず、探偵業では、調査業務上で得た情報を第三者に漏らしてはならないと、探偵業法という法律で秘密厳守が義務付けられております。
探偵業者の業務に従事する者は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。探偵業者の業務に従事する者でなくなった後においても、同様とする。
探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)の第十条より抜粋
仮に、依頼者や調査対象者の個人的な情報、調査内容などの情報が外部へ漏れてしまうと、探偵業法に違反したことになりますので、厳しく罰せられます。
そのため、探偵社側も依頼者に関わる情報の取り扱い方には細心の注意を払いながら、様々な方法で秘密厳守に取り組んでいるようです。
そして、秘密が漏れるというのは依頼者側が被害を受けるだけでなく、探偵社側の信用や信頼にも関わることですので、しっかりしたところほど秘密厳守を徹底しているでしょう。
探偵社の中には秘密を漏らす違法業者もある!?
探偵業法で定められているとはいえ、探偵社の中には秘密を漏らす違法業者も少なからずあるようです。
たとえば、ニュースなどで調査会社が個人情報を売買して逮捕・起訴される事件が報道されることがありますが、それは秘密を厳守していない探偵社が存在するということも意味するでしょう。
ただ、故意に探偵社が個人情報や依頼内容を漏らす場合もあれば、情報管理が行き届いなかったり、人的、システム上のミスで情報が漏れてしまうこともあります(可能性は低いと思いますが)。
もちろん、それも探偵社側の責任には変わりませんが、悪質な探偵社でなくとも秘密が漏れてしまうリスクがあることも踏まえておく必要があります。
このリスクを減らすためには、やはり実績があって、信頼のおける探偵社を見極めることが重要だといえます。
匿名での調査依頼は控えた方が良い!?
探偵といえども人間ですので、いくら秘密厳守と言われても心配になる方もおられるのではないでしょうか。
ただ、秘密を漏らしたくないからといって、匿名で調査を依頼するのは控えた方が良いでしょう。
探偵業法の第七条でも「書面の交付を受ける義務」が定められており、探偵社側は調査結果が犯罪や違法行為に用いられないかチェックするために宣誓書を受け取らなければなりません。そして、その宣誓書は実名で作成しなければならなく、しっかりした探偵社であれば身分証明書を提示するように求められるでしょう。
探偵業者は、依頼者と探偵業務を行う契約を締結しようとするときは、当該依頼者から、当該探偵業務に係る調査の結果を犯罪行為、違法な差別的取扱いその他の違法な行為のために用いない旨を示す書面の交付を受けなければならない。
探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)の第七条より抜粋
仮に匿名で調査依頼で引き受けるところがあったとしても、その探偵社は探偵業法に違反していることになるので、法律を守らない悪質な探偵社とも考えられます。そして、悪質な探偵社に依頼してしまうと、最悪な場合、秘密が漏れるよりも大きな被害を被ってしまう可能性もあるでしょう。
このように、いくら秘密を厳守したいからといって匿名で調査を依頼するのは得策だと言えませんね。
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