悪質・グレーな探偵社を見分ける3つのポイント
探偵業法ができてから悪質な探偵社が少なくなったとはいえ、複雑な料金設定をすることで高い費用を請求したり、適当な報告書を作って調査を引き伸ばすよう仕向ける探偵社も少なからずあるようです。
特に、人生の大きな転換になるかもしれない浮気調査を、そんな悪質な探偵社に絶対任せたくないですよね。
探偵社とのトラブルを回避するためにも、そんな悪質・グレーな探偵社を見分けるためのポイントを知っておきましょう!
ポイント1:その探偵社、届出書/認可書は出している?
探偵業を行うためには、法律で決められた手続きが必要です。
探偵業法では、以下のことが定められております。
探偵業を営もうとする者は、内閣府令で定めるところにより、営業所ごとに、当該営業所の所在地を管轄する都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)に、次に掲げる事項を記載した届出書を提出しなければならない。この場合において、当該届出書には、内閣府令で定める書類を添付しなければならない。
探偵業の業務の適正化に関する法律の第四条より抜粋
実際、届出を出さずに調査を行っているところもあるようですが、そういったところが行う調査は違法行為とみなされてしまう場合が多いようです(中には、着手金だけもらって調査は一切しないところもあるだとか)。
なので、悪徳・グレーな業者を見分ける1つ目のポイントとしては、届出書/認可書を出しているかどうかをチェックすることです。
チェックに関しては、ホームページなどに記載されている「探偵業認定番号」の有無でわかるようです。
もし、その番号が嘘の記載ではないか心配な方は、業界団体のホームページで登録業者かどうかチェックしておくと安心でしょう。
ポイント2:その探偵社、違法行為を行うと公言していない?
続いて悪質、グレーな探偵社か見分けるポイントとしては、依頼しようとしている探偵社が違法行為を行うと公言していないかどうかです。
たとえば、盗聴器・発信機を仕掛けたり、金融データの確認をしたりする違法な調査方法です。
調査方法以外にも、依頼者の代わりに、対象者と浮気相手を別れさせたり、浮気相手に復讐することはすべて違法な行為です。
このような違法行為をやろうとしている探偵社は、悪質・グレーな探偵社である可能性がありますので、他の探偵社を探した方が良いかもしれません。
→探偵ができること、できないこと(違法行為)について、詳しくはこちらの記事をご参考下さい。
ポイント3:その探偵社、対象者を巻き込む調査をしようとしていない?
探偵業法では、対象者、浮気相手などの第三者を巻き込んだ調査はすべて禁止されております。
先ほども出てきましたが、復讐代行や別れさせ屋は、対象者と浮気相手を巻き込む形になるのでNGです。
また、「浮気相手から慰謝料が取れるから」「早くしないと取り返しのつかないことになる」といった、悩んでいる依頼者の心理につけこんでくる探偵もなるべく控えた方が良いでしょう。
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