LINE(ライン)やメールの内容は浮気の証拠になるの?
夫が浮気をしている証拠を掴みたいと思った時、まず考えるのがLINE(ライン)やメールですよね。
実際、最近はLINEやメールで浮気が発覚するケースをよく耳にしますが、本当にそれらに証拠能力はあるのでしょうか?
慰謝料請求や離婚まで発展する場合のことも考えて、ここでLINEやメールが浮気の証拠として使えるか否か学んでおきましょう。
LINEやメールの内容は証拠として不十分!
結論から言うと、LINEやメールの内容は証拠として不十分で、慰謝料請求や離婚では決定的な証拠にはなりえません。
ただ、内容によっては全く使えないわけではなく、LINEやメールは夫を自白させるためだけの材料になったり、他の決定的な証拠と組み合わせることにより証拠能力が高くなります。また、LINEやメールは浮気の日時や浮気相手の情報をつかむのにも役立つので決して無駄ではありません。
では、なぜLINEやメール単体では証拠として不十分なのでしょうか。
それは、LINEやメールでは肉体関係が完全に証明できないからなのです。
慰謝料請求や離婚で有効な証拠は「肉体関係が推測できる証拠」
慰謝料請求や離婚で有効な証拠は肉体関係が推測できる証拠です。
肉体関係が推測できる証拠というのは、たとえばラブホテルを出入りしている写真、相手宅に何度も出入りしている写真などのことを言います。
さらに詳しくに言うと、ラブホテルに3回以上出入りしていて、40分以上滞在していることがわかる写真であれば「継続的な肉体関係」があったと推測できるので証拠としては十分です。
また、写真やビデオは鮮明なものではならなく、自分一人で証拠を集めるのは困難だと言われるのはそのためです。
つまり、本気で慰謝料請求と離婚を考えている場合、調査のプロ(探偵)に依頼して決定的な証拠(肉体関係が証明できる写真やビデオ)を用意しておくんが正解、ということです!
実際、浮気の証拠は慰謝料や財産分与などの話を有利に進められる材料になると言われており、浮気の決定的な証拠がなかったがために離婚時に不利な結果で終わってしまった人もいるようです。
夫が心優しい人であれば、LINEやメールの内容で自白してくれるかもしれませんが、言い逃れや言い訳のしようはいくらでもありますし、相手が証拠能力がないと知っていた場合はなおさら自白は難しくなるでしょう。
つまり、LINEやメールの内容だけで浮気を立証するのは難しい、ということですね。
もちろん、これはメールやLINEの内容が全くの無意味だって言ってるのではなく、使い方によっては強力な武器にもなりえます。
たとえば、GPSの移動記録など、他の証拠と組み合わせたら証拠能力が上がる場合もありますし、内容から浮気の日時や場所が事前にわかっていれば、ピンポイントで浮気調査を依頼できますし、そうすれば結果的に探偵費用も安く済みます(基本的に探偵費用は稼働時間に比例するので)。
なので、LINEやメールの怪しい内容はしっかりと記録として残しておいた方が良いですよ!
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